認知症検査
アミロイドPET検査
アミロイドPET検査は、アルツハイマー病の診断に特化した最新の画像診断法です。脳内にたまる「アミロイドβ」という特別なたんぱく質を検出し、認知症の早期発見や予防に役立ちます。従来の脳MRIやCT検査では見えにくかった脳の変化を正確に確認でき、認知症の兆候がない段階から予兆を捉えて早期に適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや、遅らせることが可能になります。
検査は痛みもなく、短時間で終了しますので、患者様のストレスも軽減されます。
熊本市内の当クリニックでは最新設備と専門医による丁寧な診断で、認知症の早期発見・早期対策をサポートいたします。
撮影した画像は「アミロイドPET読影講習」を修了した核医学専門医または核医学認定医の資格を有する医師が読影いたします。
当院は、院内にて製造したアミロイドPETイメージング剤(18F-フロルベタベン)を使用し検査を行っておりますので、デリバリー薬剤を使用する施設より患者さまの金銭的なご負担が軽くなります。
65歳以上の高齢者のうち5人に一人が認知症の時代が到来
認知症患者は2025年に700万人に増加すると予想されています。
さらに、認知症予備軍と言われる軽度認知障害(※MCI) の人は認知症の人と同数程度いるとも言われています。
※MCI・・・健常者と認知症の中間の段階(認知症前段階)を指します
※MCI・・・健常者と認知症の中間の段階(認知症前段階)を指します
アミロイドβタンパクは認知症発症の10~25年前から脳内に蓄積し始めるといわれています。
アミロイドPET検査を行い、アミロイドβタンパクの脳内蓄積の有無や程度を調べることにより、症状が現れる前にアルツハイマー型認知症の予兆を捉えることが可能です。
予兆を捉えて早期に適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや、遅らせることが可能になります。
※アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が2023年9月25日、日本で承認されました。
アルツハイマー病発症のきっかけとなる、脳内のアミロイドβを減らす作用が認められ、早期アルツハイマー病の進行を抑えることが期待されています。